7月4日に行われたAndroid Develoer Lab Private Sessionの内容について、備忘録を兼ねて要所をまとめてみる。ちなみに、内容は前日に行われたGoogle Android Developer Lab Tokyo 2011と同様らしい。
概要
- SDKバージョンは11
- Fragmentsなどの機能についての互換性は静的ライブラリの提供で保つ(Android Compatibility package)
- Honeycombで追加したUIや機能は、スマートフォン版(2.x系)へ適用していく(Icecream Sandwich)
New Features
Honeycombで追加された新要素達は、こんな感じ。
- Hardware Acceleration
- Drag & Drop
- Multi choice List
- Bluetooth APIS
- System wide clipboard
- RenderSript
- Loaders
- App Widgets
ユーザーインターフェース特性
システムバー
Honeycombにおいて、画面最下部に常時表示されているインターフェースをシステムバーと呼称する。
ハードウェア的なボタンが存在しないタブレット端末では、ソフトウェア的にこのシステムバーを描画することにより、2.xと酷似したインターフェースを提供する。
システムバーの表示制御は下記のAPIで行うことができるが、描画領域を消す手段は提供されていない。ユーザーが混乱する(ホーム画面に戻る手段がなくなる等)ため必要な場合以外は常に表示することが推奨される。
View#SetSystemUiVisibility( STATUS_BAR_VISIBLE or STATUS_BAR_HIDDEN )
システムバーの右端には通知アイコンが表示される。通知アイコンをタップすることにより表示されるインターフェースが大幅に強化されているため、画像にあるようなメディアプレイヤー機能を通知領域のみで実現するといったことが可能になっている。
アクションバー
Honeycombにおいて、画面最上部に表示されているインターフェースをアクションバーと呼称する。
Android 2.xまでは、各デベロッパーが画面上部に配置するインターフェースを独自に実装してきた。
Honeycombでは多様なニーズに答えつつ統一されたユーザー体験を提供できるようにプラットフォームで画面上部のインターフェース(=アクションバー)を提供する。
Drag & Drop
大きな画面を有するタブレット端末ならではのインターフェースとして、Drag & Dropを標準APIとしてサポートする。
設計
Fragments
機能の集合体をFragmentと呼称し、この集合体の組み合わせによって様々なデバイスへの対応が可能になる。
見た目のデザイン
RenderScript
RenderScriptを利用するとハイパフォーマンスな3D描画処理をJNI無しで実装可能。
ハードウェアアクセラレーション
LiveWallpaperなどで利用されているGPUを使用した描画高速化を、通常のGUI部品にも適用できるようになった。
android:hardwareAccelerated
アニメーション
少量のコードでViewのプロパティを用いたアニメーションを行うことができる。
ObjectAnimator.ofFloat(myView, "alpha", 0f).start();
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